読書感想:神様のメモ帳(6)

神様のメモ帳〈6〉 (電撃文庫)
杉井 光
アスキーメディアワークス
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夏だか秋のアニメ化が決まっている「神様のメモ帳」の新刊。2月発売なのでちょっと積んでました。


色々ネタバレもあるよ。
6巻はニートたちのたまり場、ラーメンはなまると前店主、花田勝の物語。
1巻読んだときはこの本買ったことを猛烈に後悔してたんですけど最近は安定して面白いです……。最近アニメ化したので例えるなら、現代版GOSICK、デュラララ風、みんなNEETだよ味ってところでしょうか……。
特にNEET探偵のアリスは最近ラブラブアピールっぷりが激しく、鳴海はどんだけ鈍いんだ……って感じはGOSICKに似てるんじゃないでしょうか。アリスも可愛い系だしね……となるとアニメ化したときモロカブりじゃないか……って思ってるんだけどどういうアニメになるかな……。
ヒモでジゴロなヒロさんがまさかミンさんに本気とは……その展開にまず驚いた。ミンさんもマフィアと繋がりがあるとはね……。
NEET共が他人に対してことさら干渉しない連中なんで、身近にいる人の得体が知れなくて「え?この人こんな人だったのか!」っていう驚きが毎回あるのが神様のメモ帳の特徴かなぁと思いました。
さすがにメイン格はほぼ背景が見えてきましたけど……順番でいえば次は少佐の話かな?それはそれで楽しみ……。
話を感想に戻して……。
アリスと鳴海の探偵と助手という関係、特にアリスが考えてる関係が明確にされたことで少し二人の関係も前進したのかな。助手が語らなければ探偵は世界を眺めることしかできない、という関係の明確化なるほどと思いました。最近は語る探偵が主流ですけどね……。本文にあるようにまさにホームズとワトソンの関係ですね。
あと短編の、ヒロさんの師匠の話もこの巻のエピローグに相応しい良いお話でした。鳴海にさりげなくジゴロ術を仕込むのも、いわゆる物語の主人公がやたらと女の子にモテる、という王道を逆に使った感じですごく面白かったです。
しかしアリスが「死者の代弁者」というように、物語の中で誰かが死んで、その犯人を突き止めるわけでもないのに最後は死者の気持ちを語る……っていう手法は素晴らしい、お見事だなぁ。犯人を突き止めるだけが「死者の代弁者」ではないというのが良い……。
この巻はすごくオススメだけど、神様のメモ帳自体は3巻くらいまで重い話なんで人に勧めるのは悩ましい……。
そうそう、コミック版は1巻をやらないらしいですね……。確かにあの話はできないよな……。

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